もっとも一般的かつ
義務教育の範疇で最初に習うものは、
算術(
算数)における
四則演算を、演算記号に示されたアルゴリズム(所定の手続き)通りに処理するものである(→
数式)。より簡単にいえば「二つの
数の間に挟まれている記号によってこの数を処理すること」といえる。こういった「計算」は
日常生活から、
技術分野まで幅広く行われており、これを専門に処理する
装置や
機械も、人類の歴史において数多く開発され利用されている。
更に対人関係や
闘争において、
戦略をアルゴリズムとして状況を有利に運ぶことも時に「計算」と表現される。なお
論理演算に代表されるように、
抽象的な概念を扱う場において幾つかの抽象化された
要素同士の関係からどのような結果(答え)が導き出されるかは、文字通りの「計算」であり、こういった論理演算は訓練によって抽象化と演算処理が可能となるが、これは人間が
無意識のレベルで行っている判断(→
判断力)や、
動物一般が行っている
思考という機能を、計算という形で意識化する手法ともいえ、その意味では「
ものを考えること」一般が「計算」の一種だとみなすことも可能である。ただし計算を行う機械装置の場合は、数を値として入力されると、所定の機構を通して一定の動作を行った結果が
出力されるというだけであるため、「計算機能があること=思考している」とはいえない。